その歯磨き、大丈夫?間違った歯磨きが引き起こすトラブルとは
歯磨きを一生懸命やると、ついついゴシゴシと力が入ってしまう、という方もいるのではないでしょうか?歯磨きは虫歯や歯周病予防のために大事なので、丁寧にやるに越したことはありません。ですが、歯や歯茎というのは、異常な力がかかってしまうとダメージを受けてしまうものです。実際、歯磨きを熱心にやっているほど、歯や歯茎のトラブルを起こしていることも珍しくありません。間違った歯磨きは逆効果になることもあるのです。
今回は、間違った歯磨きの方法とはどのようなものか、また、それが歯や歯茎に与える悪影響についてご紹介します。
こんな歯磨きをしていませんか?
・歯に力をかけてゴシゴシ磨いている
・硬めの歯ブラシを使っている
・1日に何度も磨いている
・歯磨き粉をたっぷりつけて磨いている
・毛先の広がった歯ブラシを使っている
もし上の項目に一つでも当てはまるならば、それはあまり良い方法だとは言えません。このような方法で磨いていると、歯磨きの効果よりもダメージの方が大きくなってしまう可能性があります。
間違った歯磨き方法による悪影響
間違った歯磨き方法を続けていると、次のようなことが起きる可能性があります。
◆歯が削れてしまう
歯はとても硬いものだとは言え、乱暴なブラッシングを続けていると、歯の表面も削れていってしまいます。その結果、歯についた傷の部分に着色が起こりやすくなったり、歯が全体的に薄くなって歯の色が黄ばんで見えるようになったり、冷たいものでしみる知覚過敏を起こすようになったり、といった問題が起きやすくなります。
◆歯茎が下がってしまう
歯茎も、毎日強い力で刺激を受けると、それがダメージとなってしまい、歯茎が下がってしまう原因となります。そうすると、歯根が露出して歯がしみるようになったり、見た目が老けて見えたりする原因となります。
まずは正しい歯磨きの仕方を身につけましょう
歯磨きで歯や歯茎にダメージを与えないためには、
・ソフトタッチで磨く(歯にブラシを押し付けない)
・硬めの歯ブラシは避ける
・歯磨き粉を使う場合は少量にとどめる
といったことはまず基本として実践する必要があります。力がかかりすぎているかどうかは、歯ブラシの毛先がすぐに開くかどうか、でもわかります。一般的に、歯ブラシの交換の目安は1ヶ月程度ですが、もしそれよりも早く開いてしまうようであれば、それは力が強すぎるということなので注意しましょう。
実際に自分が正しく磨けているかどうか、というのはなかなか自分ではわかりにくいので、まずは一度歯科で正しい歯磨きの指導を受けてみられることをおすすめします。