親知らず抜歯後の穴はどのくらいで閉じるの?
親知らずを抜くと、それまで埋まっていた場所に穴が空きます。
歯茎に穴が空くと、食事の際に不便を感じますし、ばい菌が入って化膿してしまうのではないだろうか?と気になってしまいますよね。
そこで今回は、親知らず抜歯後の穴がどのくらいで閉じるものなのか、そして穴が空いている場合の注意事項についてご紹介します。
親知らず抜歯後の穴が閉じるまでにかかる期間
親知らずの穴が閉じるまでにかかる期間は、歯茎の切開などを伴わない抜歯の場合で1カ月程度、親知らずが深く埋もれていて歯茎を切開して抜く場合で1カ月から、長い場合で数か月かかることもあります。
親知らずを抜いた後の傷口の治りが悪いと、穴が閉じるまでの期間も長くなります。そうなってしまう原因としては、歯を抜いた後に穴に十分に血が溜まらなかったということが考えられます。
抜歯後にたくさんうがいをして血の塊を流してしまった、麻酔が効きすぎて出血が少なかった、というようなことが起こると、歯茎に置き換わるはずの血の塊が十分に形成されず、なかなか治らないということになってしまうのです。
親知らずを抜いた後の穴が塞がるまでに注意したいこと
親知らずを抜いた後の穴は、放っておいても自然に塞がりますが、なるべく早く穴が塞がるようにするためには、いくつか注意事項があります。
1.抜歯後にうがいをし過ぎない
抜歯した当日には出血が多く出ますが、その出血が穴に十分に溜まることで、徐々に歯茎に置き換わっていきます。
出血を気にしてうがいを頻繁に行ってしまうと、血が十分に溜まらず、治りが悪くなる原因となりますので、当日のうがいはなるべく避けるようにしましょう。
2.傷口を舌であまりさわならい
抜歯後は穴が気になって無意識に舌で触りがちです。ですが、しつこくいじると、血の塊が剥がれてしまう恐れがありますので、触らず安静な状態にしましょう。
3.食べかすが入ったらかるくゆすぐ程度にする
抜歯後しばらくは、食べかすが穴に入ってしまうのは致し方ないことです。たとえ食べ物が入ったとしても、自然に排出されますので、もし気になったとしても歯ブラシやつまようじなどを突っ込むようなことはせず、軽くゆすぐ程度にし、全部出てこないと思ってもあまり気にしないようにしましょう。
4.固いものや刺激物を避ける
抜歯後1~2週間ほどは、傷口が敏感になっていますし、再感染する恐れもあるので、少し良くなったからと言って固いものや刺激物を摂ることはやめましょう。