2.長期に及ぶマスク生活
◆マスクの圧迫感が顎関節症の原因に
マスクを長時間装着すると、マスクによる筋肉や関節への直接的な圧迫感があるのに加え、無意識的な噛みしめが起こりやすくなります。現在コロナ禍が約2年半にも及んでいる状況で、マスクによる負担が蓄積し、耐えきれなくなって顎関節症が起こりやすくなっているのではないかと言われています。
◆こんなマスクの付け方は顎関節症のリスクを高める!
マスクの付け方によっても顎関節症になりやすさに違いが出てきます。次のようなマスクの付け方は顎関節症のリスクを高めますので、注意しましょう。
・マスクが小さすぎる
マスクが小さすぎると、より圧迫感が増してしまいますので、顎関節症のリスクも高まります。
・マスクの中心がずれている
マスクの左右のバランスが悪く、偏っていると、ゴム紐の部分の負担に左右差が出てしまい、顎の関節や筋肉のバランスが悪くなります。
・手を使わずに顎でマスクをずらす
マスクが下がった際などに、手を使わず顎でマスクをずらす行為は、顎にとって不自然な動きであるため、顎へ負担をかけてしまいます。